2016年4月10日日曜日

当たり前六法第4版!【誤植情報随時更新予定】

ご無沙汰しております。

こちらのブログの更新もすっかり頻度が低くなってしまいました。


更新していない間に平成28年の司法試験もすっかり近づいてまいりました。


そこで(?),2年前から出版している,「当たり前六法」を改訂し,さらに使いやすくしております。





ぜひご購入いただき,本試験5分前にその効果を実感していただければ幸いです。



【誤植情報】

なお,平成28年4月10日時点で以下の誤植情報をいただきました。
現在修正済みですが,何分個人で売り出しているもので,今後も

①誤植が多少存在する可能性
②ご対応が遅れてしまう可能性

についてはご容赦いただければ幸いです。


当該誤植情報についても,対応の不十分さと遅れから,情報提供していただいた方に多大なるご迷惑をおかけしております。

改めてお詫び申し上げます。




*誤植情報①(平成28年4月10日段階では修正済み)

・2ページ 「はじめに」 第3段落 4行目
  む無駄に → 無駄に

・36ページ 「刑事法編 刑法」 第1段落 最終行
 【原則は行為ごと】 → 【原則は人ごと】
 *この点,内容に大きくかかわります。申し訳ございません。

・59ページ 「一か月前から読むところ 刑事訴訟法」 第2段落 2行目
  提携的な → 定型的な

2015年12月29日火曜日

2015総括

(ブログ的に)ご無沙汰しております。

本日のガイダンス2015年の講義が終わった、という事で、簡単に2015の総括を致します。


今年は、
・h27受験ハコゼミの合格率が50%に達した
・当たり前六法の直前講義から当たり前司法試験(上3法)と、ハコ以外のお話ができた
・h28受験ハコゼミも大阪京都共に開講できた
という事で、なかなか良い一年になったかと思います。

来年は、
・h28受験ハコゼミ受験生全員合格を目指す
・電子書籍1冊出版
・当たり前司法試験下4法や、ハコ講義を収録する
あたりを目標にしたいと思います。


ちなみに、直前講義として
・当たり前六法
・直前突貫ハコゼミ
に加え、
・司法試験のトリセツ
という講義を企画しております。

これからもどうぞよろしくね、という事で、2016はさらにパワーアップしたしおみんでお話ししていきますので、用法容量をお守りの上、正しくお使いいただければ幸いです。

2015年9月15日火曜日

受験生支援のためにできること

シルバーウイークに無料公開講義,西日本行脚をします!

具体的には,

9月20日 17時30分~19時00分 大阪校(講義後に個別相談を受け付けます)
9月21日 18時00分~19時30分 福岡校(16時ころから個別相談を受け付けます)
9月23日 11時00分~12時30分 京都校(講義後30分程度個別相談を受け付けます)
9月23日 16時00分~17時30分 名古屋校(講義後終電まで個別相談を受け付けます)

個別相談については,予約していただいた方を優先し,飛び込みでも受け付けようかと思っています。
詳しくは辰巳各本校まで!



講義の内容は,福岡・名古屋と京都・大阪で変わります。


福岡・名古屋では,平成27年刑法を題材に,

・「当たり前」の「基本」「基礎」がどのレベルで求められているか
・私が思う「当たり前」を貫けばどのようなレベルの答案が書けるか

という点につき,実際に思考過程をお示しすることで,実感していただこうというものになります。



京都・大阪では,平成23年の刑法を題材に,

・「当たり前」の「基本」「基礎」がどのレベルで求められているか
・私が思う「当たり前」を貫けばどのようなレベルの答案が書けるか
に加え,
・「ハコ」思考醸成のための双方向講義はどのような形式で行うか

という点をお話しするつもりです。



受講生はすべてリベンジ受験生という前提で,

平成26年受験  50%
平成27年受験  50%

のゼミ生がどのようにして合格していったかという点をお話しします。





これだけでも,移動と予習で割と体力的にしんどいので,とりあえず今回の受験生支援はこれで終わろうかな,と思っていました。



しかし,関東に行かない,という点で,どうしても違和感が残っていました。


「22日は空いてるじゃないか!」


という思いが日に日に強くなってきました。




そこで,9月22日に,東京で私的にお話しすることを決めました。


今回の東京行は,辰已とは全く関係がありません。

ですので,やめとこうと思えば別に行かなくてもいいんです。
しかし,来年受験する方にとり,私のお話が少しでも合格の役に立つのであれば,あえて行く価値はあるかな,と思いました。



ということで,告知です。
一人でも多くの受験生に来ていただきたいのでお誘いあわせのうえご参加いただければ幸いです。


9月22日 13時~17時
東京(おそらくオリンピックセンター)

内容:①答案の「ハコ」思考~総論及び上三法~
    ②司法試験に合格するための「基本」「基礎」とは~平成26年憲法・平成27年刑法を題材に~

予約不要,無料


もちろん,受験生であればリベンジ組でなくてもご参加いただけます。


以上,告知でした。
場所の詳細など,追記があれば随時お伝えします。
ツイッターアカウント(@sioMinn)でお伝えしますので,ごらんください!


よろしくお願いいたします。

(新幹線のチケットとらなきゃ・・・)

2015年9月8日火曜日

合格発表【H27.9.9追記】

本日午後4時にH27司法試験合格発表がありました。


1850人。
合格者数が増えましたね。

このまま推移すればいいと思います。


【合格者向け】
おめでとうございます、ようこそ!

今から世界の色が変わるはずです。
全力でこれからを楽しんで、いっぱい勉強して下さい!

(各種提出書類の期限はお忘れなきよう)

私のブログの2013年のところで、ちょこちょこお役立ち情報がのってるはずなので、周りの68期修習生などに今の情報を聞きつつイメージを持って下さい。


なお、9/18(金)17:30-
大阪帝国ホテルにて、辰已法律研究所主催の祝賀会が執り行われる予定です。
今年は、私が
・就活、内定取り消しからの再内定
・二回試験落ち
・二回試験合格
・弁護士業
・独立
などをテーマに、赤裸々にお話しする予定なのでお楽しみに!




【涙を飲んだ方へ】

厳しいですね。

今日は思い切り落ち込みましょう。

進路を考え直す方もいらっしゃると思います。
その選択も価値のあるものですので、司法試験受験をしていたことにこだわりすぎず、かつ受験経験を活かし別の道でご活躍されるのもいいかもしれません。

司法試験再受験を目指す方。

司法試験はくだらない試験です。
公正らしさを疑わせる唾棄すべきニュースもでてしまいました。

とはいえ、司法試験を目指すからには「うからなしゃーない。」

つまらない通過儀礼といえど、合格しなければ法曹になれない以上、取り組むしかないんです。


再チャレンジのために利用できるものは何でも利用して下さい。

直近の合格者、修習生、教授、講師。
利用して実力を向上させてうからなしゃーないんです。



来年、前半部分のアドバイスを生かすことができるよう、今から5月まで、臥薪嘗胆の日々(息抜きはしてくださいねー)を過ごしましょう。


私を利用していただけるなら幸甚です。

ツイッター、ブログコメント、webサイト等、web上で頼っていただいてもいいですし、

9/20 大阪
9/21 福岡
9/23 京都、名古屋
9/30 岡山

と行脚いたしますので、是非、私か各辰巳本校に個別面談を申し込んでください。
誠心誠意お答えします。



最後に。

私は司法試験に一度、二回試験に一度落ちており、決して順風満帆に進んで来たエリートではありません。
しかし、そんな私だからこそ惜しくも涙を飲んでしまった方の気持ちがある程度わかると自負しております。

そして、そんな凸凹道を自分なりに進んで来た結果として、今は充実した弁護士・司法試験講師生活を送ることができています。
この業界はいつでもパラダイムシフトが起きます。
やれ、どこのローに行った、ロー内成績がどう、択一の点、合格不合格、順位、内定、初任給。。。

しかし、今の不合格は今の結果に過ぎません。最終的に楽しく生活できれば自分の中で「勝ち」です。


私は、今、楽しく生活しています。


一人でも多くの受験生に憎むべき通過儀礼を乗り越えていただき、ご自身の楽しい生活を追求していただきたいと思っています。


立ち上がる際には使ってやって下さい。


私は、あなたの味方です。




【9月9日追記】

塩見ゼミ受講生(通学本科生・直前期突貫ゼミ)の合格率はちょうど50%でした!

去年も50%


ちなみに,全員がリベンジ受験生です。



母数が増えているので,合格者の数はかなり増えました。


もっとも,不合格者の数が増えたのも事実ですので,ゼミ生へのフォローは随時行っていきますし,再起のために微力を尽くします。


まずは西日本ガイダンス。

個別面談うけつけますよー!(再掲)





2015年8月6日木曜日

お盆ガイダンスについて

御無沙汰しております。
身辺がバタバタしており,なかなかブログ更新の機会が持てませんでした。

しかも,更新内容が告知ブログという・・・

なるべくブログを読むだけで有益な内容をご教示できればと思っているのですが,ツイッターでつぶやくことに流れてしまいますね…


ともあれ,告知いたします。

平成27年刑法の解説を行います!

その名も,

当たり前知識とハコ思考で書くH27刑法!!

8月15日(土)13時~14時30分に辰已京都本校において開催いたします。


私の講義の後に,西口竜司先生がH27行政法を題材として講義なさります。
あつい中,熱い講義を聴くのもオツなのではないかと思いますので,そちらと合わせてぜひお越しを!





なお,現在私の講座である

「当たり前司法試験」(通信・ライブ共に受講受付中!)

は,刑法に差し掛かかり,受講生もだんだんと増えてきております。

最近の講義が刑法づいておりますので,(いつも全身全霊で講義しているのは間違いないですが)必然的にクオリティは上げて行けるかなぁと思っております。

では,お盆にお会いしましょう!


  

2015年6月22日月曜日

ガイダンス内容概略及び無料公開講義のお知らせ

6月6日・13日に大阪で,20日に名古屋・京都で行われた

「当たり前司法試験」ガイダンス。


【知識編】では,

①超!最低限!と②知っておくべき知識

2つに分け,採点実感のいう「基本」「基礎」とは何か,という点につき,できるかぎり具体的・定量的なものを示す試みを行いました。


【解法編】では,「基本」「知識」をえたという前提で,合格答案を書くために基本知識を以下に利用するか,という点につき検討を行いました。


結果,【知識】【解法】につき,求められるレベルをある程度お示しすることができたと考えております。



しかし,ガイダンス後にアンケートを見ていると,おおむね伝えたいことが伝わっていることがよくわかる内容でしたが,中には「結局抽象的でよくわからない」というアンケートが紛れ込んでいました。


そこで,このままではいけないと思い,急遽,

「初回の授業は無料公開にして,皆に知ってもらおう!」

というプランを立てることにしました。



検討の結果,辰已大阪本校から以下の内容のメールが届きましたのでご参考ください(そのまま貼り付けただけで恐縮です)


◆ 当たり前司法試験  6/28(日)10:00スタート(大阪本校)

 ※初回は無料体験が出来ます。
   事前予約制になりますので、下記アドレスにメールをしてください。

     sikoukatei@tatsumi.co.jp

  メールタイトルを「当たり前司法試験」
  本文に①氏名②電話番号 をご記入ください。

  当たり前司法試験に関する資料をご請求希望の方は、
  当メールに「資料請求希望」とご記載の上、返信してください。



できるかぎりのクオリティをもって講義いたしますので,無料体験だけでも,ご受講いただき何らかの役に立てていただければ幸いです。

御入り用であれば,初回無料体験受講をしていただいた方には,ガイダンスレジュメもお付けいたします。


内容は憲法(違憲審査基準論・表現の自由を中心に)です!


 

2015年6月19日金曜日

平成28年以降における司法試験の方式・内容等の在り方について

平成27年6月10日付司法試験委員会決定をご紹介いたします。

http://www.moj.go.jp/content/001148701.pdf

以下,気になった点を抜粋し,(あくまで私の感想に過ぎない,意味のある話かどうかは分かりませんが)雑感を垂れ流します。


>過度に事務処理能力を求めるのではな く,受験者の事例解析能力,論理的思考力,法解釈・法適用能力等を適切に判定するこ とができるよう,司法試験考査委員により一層の工夫を求めることとする。


考査委員の皆様,頑張ってください。
試験問題作成はとても難しいと思います。




>検証担当考査委員を選任し, その年の司法試験実施後において,共同してその年の試験についての検証を行うこととする。


形骸化しないことを祈念いたします。



>検証担当考査委員による検証の結果については,適切な方法で司法試験委員会に報告するとともに,その後の出題等にいかすこととする。


これだけではなく,しかるべき形で一般公開することを望みます(が,おそらく公開されることはないでしょう)




>既に通知されている科目別得点に加え,各問別の順位ランク も通知することとする。


公法系第1問 A
とかですかね?

そうであれば,対策は取りやすくなりますね。
素直に改善だなぁと思います。




受験生側にとっては,特に意味のあるお話ではないとは思いますが,とりあえず頭の片隅においておくことにします。


    

2015年6月17日水曜日

webサイト開設のお知らせ

このたび,私個人のウェブサイトを開設いたしました。

http://www.helper-law.com/

ブログと併設して更新していきますので,特に影響はないのですが,講義受講の参考になればと思い,司法試験講師としてのページも作成しておりますので,ご参考にしていただければ幸いです。

http://www.helper-law.com/#!about2/c1l82


今後とも活動の幅を広げ,一人でも多くの受験生のお役にたてればと思っておりますので,今後とも宜しくお願い致します。

2015年6月10日水曜日

答案のハコ思考-京大LS入試を題材に-@同志社大学

レジュメが完成したタイミングで告知します。


この度,「同志社大学現代司法研究会」様からオファーを受けまして,

6月21日(日)に,


ハコ思考-京大LS入試を題材に-@同志社大学

を開催させていただく運びになりました。


内容は全4時間。二部構成。


第1部 ハコ思考講義(総論・憲民刑)

第2部 ハコ思考実践編(憲民刑)


大体,第1部が2時間強,第2部が1時間半程度を予定しています。


第1部では,今まで以上に構造を明確にしながら,「ハコ思考」とは何か,なぜ論文合格答案が書けるようになるのかを説明した上で,実際に憲民刑の3科目のハコにつき,大急ぎでお話しします。



実践編では京大LS入試問題を用い,講師が問題を検討しながら,答案を作成していくに当たり,どのようにハコを使用し,合格答案を書くのかを実体験していただきます。


詳細及び参加希望の御連絡は同志社大学現代司法研究会様

https://twitter.com/doshishagsk


まで!

(時間が余れば予定管理,タスク管理のハコ,就活のハコなんかもお話しします)


多数のご参加,お待ちしております!!


2015年6月8日月曜日

無料「受験」相談会開催!

最近告知更新が続いておりますが,御多分に漏れず,告知ブログです。


この度,辰已大阪本校,京都本校において,無料受験相談会を開催することにしました。


ポイントは,「無料」「相談会」部分ではなく。


「受験」の部分。


「受講」相談会ではないんですよね。



辰已で行うので,辰巳の口座を押し付けられるのではないか,ツボならぬハコを押し売りされるのではないか,と恐れる必要はありません。


「受験」相談会ですから。


ということで,以下の日程で受験相談会を行います。

6月9日,10日,12日,15日,18日

いずれも19時30分~と20時30分~の2日程をお取りしております。


ご興味がある方は,辰已大阪本校(06-6311-0400)又は京都本校( 075-254-8066)にお電話ください。


ご予約が入るまでは,どちらにでも行ける体制を整えておきます。


(夜の予定を開けるのは結構大変なんで,できれば参加してほしいっす)



後は,

6月13日(土)のガイダンス後(19時30分~)に大阪校で,

6月20日(土)のガイダンス後(たしか18時30分~)に京都校で,

質問受け付け兼相談会を行います。




皆様,まとまった個別のアドバイス(必要な「知識」量や,現在の勉強方針があっているか,などもお話しさせていただいています)をさせていただくいい機会ですので,ぜひお越しください!



2015年6月4日木曜日

平成27年司法試験短答式試験結果

本日16時に2015年司法試験の択一結果発表がありました。

http://www.moj.go.jp/content/001146258.pdf

実際,通過者の番号が発表されるわけではないので,通過ラインぎりぎりの方は6月中旬までやきもきすることになるんですよね。

個人的に教えていた方の成績を聞き,いろいろと思うことはありますが,データを見ていくことにします。


今回の概要は以下のとおり。


 採点対象者数 7,937人

 対象者(短答通過者) 5,308人

 通過率(小数点第二位四捨五入)66.9%



>>短答式試験の各科目において,満点の40%点(憲法20点,民法30点,刑法20点) 以上の成績を得た者のうち,各科目の合計得点が114点以上の成績を得たものは,短答式 試験の合格に必要な成績を得た者とする(平成27年6月3日司法試験委員会決定)。


昨日の決定らしいですね。


単純計算すると,最高点は去年までの半分になっているので去年までの水準であれば228点。

意外と高い印象を受けますが,3科目に減り,難易度も大きく変わらなかった結果,平均点が少し上がったのでしょうか。

平均点  120.7(二倍にすれば241.4点,2014年の平均は 218.7点)

ということで,やはり大きく平均点が上がっていますね。




1年で判断するのは早計ですが,安定合格ラインは125点(7割強)程度と考えていた方がよさそうです。

ちなみに,合格者平均点は133.6点なので,これ以上取らないと,論文のアドバンテージはないということになりますね。


憲法の水物感は半端ないので,民法刑法で8割程度とれるように知識を鍛えておくことが必要になりそうです。



この結果を踏まえ,6月6日のガイダンスでお話しする内容も変わってきそうです。


うーん。

 

2015年6月1日月曜日

6月6日ガイダンスについて

速報会が30日に無事終了しました。(本記事でネタバレはしませんよ)

私はトップバッターで刑事系をお話ししましたが,





1時間であの試験を2科目説明することがどれだけ難しいか,再確認しました。




正直,かなり話したりない結果となっています。



とはいえ,「一応の水準」がどのラインか,


点数を稼ぐためにいかにアプローチすべきか,



という受験生が知りたいところに切り込むことはある程度できたのではないかと自画自賛しています。



刑事系の解説を募集されている方がいらっしゃれば,ぜひお声かけください!





本日のメインのお話。

速報会の後,辰已大阪本校の担当者の方とお話しして

・ガイダンス

・講義内容

がだいぶ固まりました。



今回は,思い切ったガイダンスにしようと思っています。


それは,「知識」のガイダンスで素材を憲法にしてみよう,という試みです。



民事系で知識の重要性を語っても皆知っている。

では,憲法でどのレベルの知識が必要か,合格者の共通認識である知識の「基本」「基礎」はどのレベルか,という点に切り込みます。




構想は固まったので,あとはレジュメに落とし込んでいくだけです。



知識系の講義を受け持つのは初めてなので,知識面で満足していただきつつ,ノウハウ型である私個人の強みも出せるような講義を計画しています。


6月~9月にやることがない方,「基本」の力を上昇させたい方,お勧めの講座は


「当たり前司法試験」

です。


まずは,大阪6月6日,京都・名古屋6月20日のガイダンスを聞きに来てください!!

平成26年の憲法を使いますので,解いてきてくだされば,より力になります!

2015年5月22日金曜日

【告知】来年の司法試験合格に向けて!【いろいろやります】

司法試験も終わり,受験生はほっと一息といったところでしょうか。

受験後の動きについては,前の記事に書いたところです。



今回は,来年以降受験生に向け,私が提供できるお話しにつき記載いたします。



まー,要は速報会及びガイダンスの告知です。


①速報会

今年もやります!司法試験速報会!!

ということで,辰已大阪本校において,H27司法試験の速報会を行います。

私の担当は刑事系。

今年はトップバッターなので,きっちりと時間内に終わらせたいのですが・・・


刑事系合計60分は短すぎる気がします。


ともあれ,時間内にきっちり


・「一応の水準」のレベル感

・「ハコ」を用いて刑法刑訴を解いてみよう

・外さないためにどのような勉強をすればいいか(この点は次以降のガイダンスにかかわってきます)

というところをお伝えします!


刑法・刑訴共に後付で「一応の水準」をとること自体はさほど難しくないですが,現場で面食らわないためにどうすべきか,ということで,「当たり前六法」が役に立ったのではないかという感想です(宣伝です)。




ということで,

5月30日(土)13時30分~14時30分 刑事系

の解説をしますんで,ぜひご参加ください。

なお,他の系統については民事系を西口先生(15時50分~17時20分)が,公法系を岩崎先生(14時40分~15時40分)が担当されます。


なお,刑事系に関する質問であれば,講義後に受け付ける予定です。





②ガイダンス第1弾!

「基本」「基礎」ってなんですかね?

受験生のほぼ全員が大事であると知っているのに,そのほぼ全員が実はなんであるか知らないもの。


この,あいまいな「基本」「基礎」を私が明らかにします!!




明らかにする努力をします!




明らかに・・・なればいいなぁ・・・


ということで,辰已大阪本校ツイッター(‏@tatsumi_oosaka)の告知文を流します。

◆司法試験これが基本だ!
誰でもできる評価される基本知識の選び方・学び方
(無料ガイダンス)


試験委員が基本基礎を要求していることは間違いない
基本とは何かを考察すると同時に、効率的な習得方法を明らかにします
大阪本校無料ガイダンス
6/6(土)18:00~ 担当 弁護士 塩見 恭平


風呂敷を広げていますが,後悔させないガイダンスにします!!






③ガイダンス第2弾!

上記ガイダンスは知識の「基本」「基礎」でした。

私の真骨頂は「分析・表現」にあると(勝手に)思っております。

そこで,分析表現の基本基礎を改めてガイダンスで,実際に問題を使用して(予定)お伝えします!


ということで,こちらも辰已大阪本校ツイッター(‏@tatsumi_oosaka)の告知文を流します。



◆さらば不良答案!
誰でもできる評価される答案の書き方
(無料ガイダンス)
採点基準が明確でなく、採点格差調整がある論文試験では高得点狙いはリスキー
悪い評価を避け「不良答案」を作らない方法をお伝えします!
大阪本校無料ガイダンス
6/13(土)18:00~ 担当 弁護士 塩見 恭平



ご期待ください!


なお,高得点狙いではなく,ハコをもって基礎からの積み上げを行うことによって自然と順位が上がることは,去年のハコゼミ受講生(論文400番前後)の成績からも証明できるかと思います。



あと1年,どのような指針を持って勉強をしていけば迷っている方は,ぜひガイダンスを受講ください!


ガイダンスの際に9月までの私の基幹講義の説明も致します(ボソッ


    

2015年5月17日日曜日

司法試験の「あと」について

本日をもって,平成27年司法試験の全日程が終わりました。

まずは皆さま,お疲れ様でした。

本当につらい試験だと思います。


正直,私は司法試験と二回試験だけは一生受けたくないと思っています。



ともあれ,まずは開放感に浸り,全力で疲れを癒してください。



本日の本題はその「あと」のお話です。

専業受験生の場合は割と長期のお休みがあるので,有効に使っていただければなー,と思っています。
お仕事をしながら受験されている方は本当に,明日からお仕事頑張ってくださいとしか言えません。
私も司法試験の検討を頑張ります(震え声)

ということで,なんとなくまとめてみました。




1 就活


(1)受かっている前提

裁判官・検察官を目指す方でも法律事務所の内定を持っておくのとそうでないのとでは精神の安定が違います。

わたしは,「目指せ那覇修習」を合言葉にサマークラークや事務所説明会の応募を繰り返していました(現実は1回落ちた後に大阪修習)

通る可能性は高くなかったものの,落ちて失うものは切手代くらいですし,ESを書きなれておくと,修習生になってからの就活もスタートを切りやすかったので,お勧めです。

もうすこし言うと,即独や世襲予定で就活する必要がない方や,「マチベン」希望の方も,違う世界を無償,場合によっては報酬をもらって垣間見ることができるこの時期は,本当に大事にしたほうがいいと思います。

サマクラや説明会は,本当に好意的に受け入れてくれる方がほとんどでしたので,だまされたと思ってエントリーすることをお勧めします!





(2)受からなかった前提

公務員試験の受験や企業への就活をする方もいらっしゃるかと思います。
セーフティネットを整えておくべき発想,複数回受験が許されない立場,いろいろあるのは理解しているつもりです。

そのうえで,ほかに就職した後に司法試験に合格するという難しさは,専業受験生でいられた今回よりも難易度の高いものになります。
様々な考慮要素があるので一概には言えませんが,ご自身の一番いい形を考えながら,就活をされればいいと思います。






2 再現答案作成

(1)受かっていた場合

後輩に渡していい気分になれます(笑)場合によっては予備校等が買い取ってくれます(笑)

後進のためにお願いしますが,「お化粧」はしないでほしいと思っています。
間違えたことを間違えたまま書くのは苦しいものですが,純度の高いデータを使用することで,より役に立つ情報になりますので。



(2)受からなかった場合

来年の自分の勉強指針になります。
合格者に送り付け,見てもらいましょう。
敵を知り,自分を知り,差を埋めることが司法試験の勉強のすべてといっても過言ではありません。
最高の演習ですので,それを生かさない手はありません。



もっとも。

再現答案を作るのはとても精神的にえぐられます。
私は絶対に作れ,というほど精神的にマッチョではないので,できれば作る,無理な場合は構成メモを少し詳しくPCで整理する程度でもしておいたほうがいいのではないか,というくらいにしておきます。





3 遊ぶ
一般論をお話しするとまとまった時間がとれるのはこの時期と二回試験受験後発表日まで,くらいです。
何でもしましょう。
正直うらやましいです(笑




4 勉強継続

(1)受かっている前提

刑法各論や要件事実。親族相続の条文知識や,民事・刑事の事実認定の基礎,自分の選択していなかった選択科目などは,学んでおいて損はありません。
リスクヘッジのために,司法試験と関係あるところを重点的に学んでおくといいでしょう。

  


私は要件事実問題集をつぶすゼミをしていました(完遂はできませんでしたが・・・)





(2)受からない前提

少なくとも,択一の発表まではこちらを意識する必要は強くないのではないかと思います。
もっとも,来年の司法試験まで1年を切ったという事実がありますので,真剣にするのであれば再スタートは早いほうがいいです。

ということで,勉強をするのであれば,今年の試験を受けて出た課題を自覚(合格者に相談するのもアリです)し,司法試験に受かるために「自分が」どうすべきか,という点に向き合ってやみくもな勉強を避けることが重要です。

ちなみに,大阪・京都であれば辰已法律研究所を通していただければ塩見の受験相談をさせていただいております。


それ以外の地域でどうしても,ということであればツイッターDMかメール(kkyouhei.shiomi @ gmail.com)にアクセスしていただければ対応を検討します。







5 その他

お世話になった人へのあいさつ回りなんかはこの時期か合格後にしておくのがいいかなーと思います。

受験後というのは一つの区切りなので,特にこの業界の先輩は声をかけられてうれしくない人はいないはずです。

悪くても無視されるだけで,(無礼でないという前提で)連絡を頂いた人に対し気分を害することはないはずですので,積極的に声をかけていきましょう!





以上,本当にお疲れ様でした!

世界の広がりを感じてください!!


弁護士 塩見恭平

2015年5月12日火曜日

2015年司法試験前日

いよいよ明日から,平成27年司法試験が開始します。



司法試験受験生に向け,私が辰已法律研究所に出したコメントがこちらです。




①模試コメント


【準備を信じましょう】

本試験で緊張するなという方が無茶です。

まずは,緊張している状態が普通であることを再確認してください。

その上で,緊張を楽しみ,うまく付き合うことができれば,合格に一歩近づきます。


そして,ご自身が今まで行った準備を信じましょう。

自分の知らない問題,自分が処理できない問題はほかの人も処理に苦労する問題です。

焦ることなく,準備を生かし,試験問題と対話することで実力を発揮し,悔いのない答案を作成してください!






②本試験コメント(明日,会場で配布していただく予定です)


【自分を助けられるのは自分だけ】

いよいよ試験ですね。

貴重な経験なので,この受験が最後だという断固たる決意をもって,かつ気負いすぎずに,できれば楽しみながら試験に取り組んでください。

全てはこの日のために,利用できるすべてを利用して,準備してきたはずです。
ご自身が今まで行った準備を信じましょう。試験時間中は六法と自分の頭しか頼れません。

焦ることがあれば,

「自分を助けられるのは自分だけ」

という言葉を思い出し,試験問題と対話することで実力を発揮し,悔いのない答案を作成してください!




200字という指定があったので,お伝えしたいことをカットしたところもありますが,おおむね書きたいことは書きました。



・緊張と付き合うこと

・今までの準備を信じること

・試験問題と向き合うこと


の3点を忘れなければ,準備に応じて結果が待っているはずです。


今までしっかりと準備してきた方であれば,実力を発揮しさえすれば,結果はついてきます。




14日・16日・17日は特別編集版の「当たり前六法」を持参してまいどーむ大阪前に行きますので,緊張と付き合う一材料として,私にお声かけいただければ幸いです!



皆様の実力発揮を祈念しております。