2012年4月26日木曜日

ヤマ

試験まであと20日。
やるべき事をやれるだけやる、無味乾燥であるべき日々。
小さな事で息を抜ける感受性は維持していたいですけど。

周りとは
1.試験まであと○日だ。→いや、終了まであと○日と考える方が気楽だ。
2.本日のプロ野球について
3.○○が出そう。→どう処理する?→こんな感じかな。

という会話ばかりです。
一つ受験生らしからぬ会話ですが。

ここ2〜3日、どこがヤマであるか、という話が多かったので、自分なりにここだろうと思うところをピックアップして見ました。
もっとも、特に重点的に勉強しているわけではないので、張る意味はあまりないかもしれません。


以下、公開しますが、実際に出なくても怒らないで下さい。


経済法
非ハードコアカルテルで正当化事由を論じさせるもの
抱き合わせ

憲法
信教の自由、政教分離、公金支出の違憲性

行政
書類の不受理の処分性、国賠(規制権限不行使

民法
抵当権の効力、物上代位、要件事実が出るなら虚偽表示。

会社
365条と利益供与。もちろん423.429も。

民訴
確認の利益、既判力の主観的範囲。

刑法
横領、文書偽造、放火。

刑訴
本命は220条と領収書の伝聞該当性
大穴は接見指定と訴因と自白。

じっさい、どれがでても驚かないというか、T模試を受けて引っ張られているところも多々あります。
ヤマがあたったときも、あたらなかったときも落ち着いてやれる事をやれるだけやるだけっすね。

取り敢えずあと残り○日、能力を出し切れるよう努力、調整に勤めます。



2012年4月22日日曜日

構成用紙の使い方

本試験が近づいてきました。
私は本試験3週間前を「超直前期」と位置づけ,総復習を行う期間に充てる予定なので,高ぶってきます。

今日はゼミで,夕方から家にいたので,直前の予定表を作成しました。加えて,本試験で少しでも落ち着いて処理し,問題の特殊性につき考える時間を持てるように,構成用紙の使い方を検討しました。
事前にこのようなことを考えるメリットは,回答アプローチを一定にすることで,テンプレ以外のところを充実させることができる点です。


これまでの問題演習から自分にできること,本番で見落としをなくすために必要なことがおおよそわかったので作成できました。
これを本番前に見るレジュメに挟み込んで,常に意識しようと思います。

以下,「私の」答案用紙の使い方を公開します。
すべての人に共通する考え方もあると思いますので,何かの参考になれば。




以下内容


【全体】

・結論明示!迷わないように。

・経済・民事 → 時間はあると考える。

  民法 → 契約

  会社 → 行為

  民訴 → 訴訟 を構成用紙に書く。

・公法・刑事 → 時間がない。伝聞は明示。

 フレーム(憲法・刑法・捜査法),誘導(行政)をざっくりメモで。細かい構成は省略。

・<明示>とした部分は絶対に略さない。





【経済】

1)図示,メモ

2)①主体 ②行為 ③市場 ④競争 ⑤制限 ⑥促進 を整理し明示

3)①問題提起 ②行為要件 ③効果要件 ④正当化事由 ⑤結論 のフレームに乗せる

・時間は余る。整理し,競争状況を把握する。





【憲法】

1)メモ

2)主張整理

①主張  → ②反論

  ③再反論 ←

       → ④再々反論

  …    ←

思いつく限り主張反論方式で書く

3)フレームに乗せる





【行政】

おそらく構成用紙を使う余裕がない

会話の誘導に番号を払底箇条書きする意識

訴訟部分は要件をフレームに乗せる









【民法】

1)できればメモ段階で ①関係図 ②時系列 ③契約 ④ブロックを書く

  ③契約は, 主体・客体・性質・時的要素を明示

2)誘導に乗せて条文の要件を当てていく

・構成を精密に。50分まで我慢。残り70分で4.5頁書く。

・要件抜き書き → 解釈パターンをテンプレで。





【会社】

1)問題文中の瑕疵ある行為にマーカー・ナンバリング

2)設問に合わせ,①手続・実体瑕疵 ②行為の効力 ③責任 を要件メモ → 組み換え

・瑕疵ある行為につき,①主体 ②客体 ③性質 ④時的要素 を明示





【民訴】

1)訴訟の ①主張 ②ブロック ③結論 を明示

2)問題となっている部分の ①手続 ②行為 ③支配原理 を明示

3)誘導に乗って構成





【刑法】

1)①主体 ②成立犯罪 ③共犯関係 ④罪数処理 をメモレベルで

2)成立犯罪の横に論点名と結論を書く

3)ナンバリングして起案(構成を書き過ぎない,刑法は時間不足)





【刑訴】

<捜査>

・フローのどこにあたるか

 行政警察 → ①条文要件 ②相当性判断

 任意処分 → 相当性判断

 強制処分 → 条文要件該当性を「」で

<伝聞>

1)①罪名 ②供述過程ごとに ③P主張の立証趣旨・要証事実 を明示

2)それぞれの供述過程につき,①供述性,伝聞性 ②伝聞例外該当性 を検討 → フレーム





以上



フレームやフローなどは今まで再三記事にしてきた「ハコ」を改良したものです。
よくよく考えてみれば,浪人の7か月はインプット・カンを鈍らせない程度のアウトプット・「ハコ」志向の確立に費やしました。

成功を疑ってはいませんが,ついつい不安になることを防ぐことはできません。
積み上げたものを信じて,超直前期を乗り切ります。



次回はヤマでも張ってみようかな。

2012年4月13日金曜日

現状の整理

日に日にテストが近づいてきます。
解放される日が近づいていると考えることにしています。

私個人の予定としては、あと一週間は民事強化期間と位置づけ、民事の総ざらえを。
その後は、年明けから作っていた復習資料を1日1科目のペースで見直していくという流れで行くつもりです。
後は随時択一ですね。

一日平均7時間くらいの無理のないペースで進めて行きます。
現在は、9月からやろうと考えてきた最低限はこなせたので、ホッとしています。

一般的受験生と比べればかなり少ない勉強時間だと思いますが、自分に足りないものが何か、という点を意識して取り組んできたので、合格までの量が圧倒的に足りない、ということもなさそう。


勝負はできる。
去年より勝算も増加している。
後はできる限り能力をあげつつ、本番を迎えるのみ。

あー、解放されたい。

2012年4月5日木曜日

模試の成績

模試の結果が返ってきました。
結果はあらかた予想通り。

公法 → E
民事 → B
刑事 → B
選択 → A
偏差値は53で総合B判定でした。

B判定に落ち着いてしまったのは公法のせい。行政法は偏差値52.4だったので,今回の模試における唯一にして最大の穴は憲法。

素点が8点,換算後9.24点,偏差値が29.6でした。

まず点数を見て絶句,その後,添削を見てさらに絶句しました。こんな添削でいいのか,と思いました。
まぁ,愚痴を言っても仕方ないので各科目の分析を。


選択 → 1問目62.3,2問目54.5。
これも解説に疑問があったのでここまで点がついているとは思いませんでした。本試験でもこれくらいの成績が出せれば問題ありませんが,狙いすぎず,50点をとれるようにしたいと思います。

公法 → 憲法29.6,行政52.4。
去年の本試験で一番点が取れた科目。憲法の処理も一定の方針を貫くことができています。今回の採点は噴飯ものでしたが,本試験では最低100点は取れると期待しています。

民事 → 民法57.2,会社48.2,民訴58.7。
鬼門の民事でしたが,意外とよい成績が取れました。民法は分かってない状況でこの点だったので,実力と思ってはいけないと思います。民訴はたまたまわかる部分が出題されただけ。会社は時間的都合から論じる部分を意識的に絞った結果,平均を割ってしまったのでもっと出力を上げなければ。

刑事 → 刑法57.4,刑訴55。
刑法は順調。誰も書けないような財産犯が出ない限りこれくらいの成績が安定してとれそうです。刑訴は伝聞が課題。捜査ができてこのレベルなので,伝聞をしっかり取って安定させることが目標です。

択一 → 平均205.72。
私の点数は206でした。これから点数をあげられる部分なので,詰め込んでいこうと思います。


分析はこんなところ。
最後にW社の模試について思うところを1つ。
総じて,問題はいいのに解説が今一歩でした。20000円と考えたら費用対効果としてはいいのかな,と思いますが。
しかし,点数調整はしっかりしてほしいです。本試験は平均43点というのは今や常識。平均が59.26,90.48,58.95(公・民・刑)というのはよろしくないかと。選択科目の平均は46.72とやたら高かったですし。

模試が返ってきて,分析することで本番まで何をすべきか,何をすべきでないかが整理できました。あとは進むだけ!!
3日ほど風邪で何もできていませんが,早く治してバリバリ勉強したいと思います。