2013年10月9日水曜日

履歴書(自己PR)のポイント(その4)

またまたご質問をいただきました。

いわく,

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 私も質問者さんと同じ感じで,なんとなくやっていたらストレートできてしまって,順位も中位という感じで,ボランティア,サークル,ゼミとかもやっていないし,司法試験の戦略とかも特にないのです。 なので,自己PRのやり方は全体としては理解しているのですが,過去の具体的エピソードからPRにつなげるところで非常に苦労しています。 お忙しいとは思いますが,この部分にフォーカスした記事を希望します。

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うぬー,今までの記事でカバーできていると思ってましたが。

その1
http://siominn19851225.blogspot.jp/2013/10/pr1.html

その2
http://siominn19851225.blogspot.jp/2013/10/pr2.html


では,司法試験合格者の,法律事務所への就職活動につき,もう一度思う所を書いてみます。
特に,自己アピールの方法ですね。
多分前回の記事(http://siominn19851225.blogspot.jp/2013/10/pr3.html)とほぼ同じになると思いますが・・・

ひねり出し方としては,4つ。


1.過去の思い出からひねり出す

2.現在の習慣からひねり出す

3.将来やりたいことからひねり出す

4.他者評価からひねり出す



1.過去の思い出。
今まで生きてきて,思い出が0ということはないと思います。
0であればごめんなさい,僕にはこれ以上何も言えません。

0でなければ,その思い出にフォーカスしてください。
強く心を揺さぶられた経験から得た教訓・人生観などがあるはずです。それを弁護士業に生きる方法で表現するんです。


2.現在の習慣。
今,毎日をどのように過ごしていますか?
規則正しい生活をしているなら,そのことが書けます。
規則正しくないのであれば,直前期の集中力がアピールポイントです。
ウサギとカメの物語を思い出してください。みんな違って,みんないいのです。

現在の習慣から,何かいいようにいえるのではないかと思います。


3.将来の目標。
将来弁護士として何がしたいですか?そのために今自分は何をしていますか?

得意とする法分野を考えてみてください。
今後伸びるであろう法分野を考えてみてください。
新しいビジネスプランを考えてみてください。

それをそのまま書けば自己PRになっています。

「こういう需要がある→こういう弁護士が必要→自分はそのような弁護士になれる」

と言えばいいんです。


4.他人の評価。
全て思いつかない人の最後の手段。
人に聞けばいいんです。周りの10人にいいところと悪いところを聞いてみてください。
そこから自分の傾向のサンプルが生まれます。

悪いところは良いように言い換えてください。

就活のための自己分析としてアンケートをとった旨を自己アピールとして書くのもいいかもしれません。





以上。

そもそも,事務所の数は多く,皆個人事業主なので,何が気に入られるかわかりません。
私は「積極的すぎる」という理由で落ちたこともあります。

とにかく動けばいいんです。動いていくうちに,事務所研究をしているうちに自己PRのアイデアが増えてきます。


出会わなければ気に入られません。

動きましょう。
 

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